アレルギー性鼻炎の漢方治療

 季節の花粉でくしゃみを連発する、冷気や寒暖差に反応して鼻水が垂れるなど、いろいろなきっかけで鼻炎症状が出ることがあります。

 試験や会議など、集中しないといけない場面で出るのは何としても避けたいです。

考え方について

 主な症状が何かによって、候補になる薬が違います。くしゃみ、鼻水、鼻詰まりのどれが主症状かによって、水の巡りをよくするのか、邪の侵入を抑えるのか、肺の機能を高めるのかなど治療の方向を変えます。また、鼻症状が冷えの症状なのか、熱の症状なのかによっても、大きく異なります。

 どういった時に悪化するのかも重要で、整理して教えていただけると薬を決める手がかりになります。

根本治療について 

 根本は、体の防御機能を司る気の作用が低下することや、水の代謝がうまくいかないことなどにあります。長期的な視点では、防御機能を高めて、アレルギーを引き起こす外からの刺激に反応しないようにしたり、胃腸を強くして水を捌く力を強くすることが重要です。

 また、根本から治すには、食事など生活習慣も合わせて考えることが重要です。体の中に、不要な水や熱が溜まってしまうような、欧米のような食事はかなり悪影響を及ぼし、治療の妨げになることがあります。

最後に

 漢方薬は、試験や会議の前に飲んでも、眠くなることはありません。大事な場面を控えて困っている受験生や社会人の方のお役に立てれば幸いです。