考え方について
下痢は胃腸の水が吸収できない、つまり胃腸が正常に機能していないと考えます。
胃腸の消化吸収能力の低下は、もともと胃腸は弱くないか、もともと胃腸の機能が弱いか、精神的ストレスで胃腸の機能が弱っているかで大きく別れます。
もともと胃腸が強いのであれば、何かしらの原因で、消化管に水が溢れていると考え、その原因に合った水をさばく漢方薬を選びます。
もともと胃腸が弱いなら、気(エネルギー)不足、加えて冷えがあるかを考え、お薬を選びます。
精神的ストレスで胃腸の機能が弱っている場合、ストレスへの体の反応が敏感なのか、それともストレス自体が強すぎるかによって、薬を選びますが、多くの選択肢があるため、時には配合割合を考えて2〜3種類を混ぜることがあります。
この判断には、残便感の有無、便の匂い、泥状便なのか水様便なのか、腹痛の有無、吐き気の有無などを詳しく聞いて、脈と舌を合わせて診て、総合して考えます。
下痢が改善すると
お薬を服用して、下痢が止まってくると、他の症状がよくなることもあります。体液が出ていくと、気が一緒に出ていくので、下痢が止まることで疲れにくくなったり、下痢で失われていた水分が保たれるので、皮膚の乾燥がマシになることもあります。
何より、便通が正常であることで、日常を快適に過ごせるようになります。お腹の不快感がなくなり、不意の下痢がある方は、外出先でトイレの心配をしなくてもよくなります。
下痢でお悩みの方のお役に立てればと思います。
