抑うつの漢方治療

感情をコントロールするのは肝のはたらきなので、肝を中心に考えます。

考え方について

 肝を中心に、気(気分)の流れを良くすることを基本として考えます。

 その上で、気の流れが悪いことに、血の流れが関わっていないか、胃腸の蠕動運動低下や消化吸収作用の低下が関わっていないか、心が関わっていないかなどを考えます。

 気は血と一緒に動き、気は胃腸によって作られ、精神活動は心と大きく関わります。そういった所に異常が感じられる場合は、そこも同時に治療します。

治療について

 薬を服用すると同時に、感情を発散させます。抑うつは、思いが鬱結している状態、気持ちが沈み込んでいる状態です。それを、ほぐして上向き外向きにしないといけません。

 心と体は繋がっています。体を動かすことで心を動かすことも良いですし、大声を出して肺の空気と一緒に気を外へ動かすのも良いです。

 また、他の症状改善にも当てはまりますが、しっかり休むこととしっかり眠ることは重要です。寝付きがよくなる、中途覚醒や早朝覚醒が少なくなることを目標にお薬を考えることもあります。

 抑うつは、なかなか手ごわいことも多いですが、一歩ずつでも一緒に前に進めるよう力を尽くします。