倦怠感・疲労感について
まず、お伝えしたいのは、疲れ=補中益気湯ではありません。それだけでは対応できない場合が多くあります。
それだけで対応できたら私たちが要らないことになります。
考え方について1
体がだるい、疲れが抜けない場合、いつ辛いのかをまず考慮します。朝が辛くて午後から調子が上がる場合、気血水の渋滞を考え、朝は動けるが夕方は仕事や学校から帰ると何もしたくないくらい疲れているなら、まずは気血の不足を考えます。
朝がすっきり起きられず、頭がぼーっとする場合は、脳への血流不足や睡眠の質の低下の可能性もあります。
1日中辛い場合は、気血水の渋滞や気血の不足が重度になった状態、小さい時から虚弱体質であるなら精の不足を考えます。
考え方について2
もう少し詳しくみると、気(エネルギー)の不足があるなら、消化吸収が悪く気を作り出せていないのか、消化吸収はできているがうまくエネルギーに変えられていないのか、根本の気が不足しているのかを判断します。また、胃腸の気だけの不足なのか、腎の気の不足など他の臓の失調も加わっていないかなども合わせて考えます。
精神的にも疲れている場合、さらに複雑になっていきます。
上記のほか、代謝が悪く体が冷えている場合や、神経の興奮を鎮められず体や脳が過興奮状態になっている場合もあります。
最後に
上に述べたように、倦怠感に対する漢方薬は、多岐にわたります。
長年続く倦怠感・疲労感は、時には回復にも時間がかかることがありますが、ご相談いただいた方と共に進んでいければと思います。
