発熱(不明熱)の漢方治療

発熱(不明熱)について

 検査をしても、西洋医学では原因がわからない発熱も、漢方では治療法が見つかることがあります。

 ただ、漢方の考え方で熱が出る機序は、書くのが面倒になるほどあります。

発熱する体の状態について

 発熱する機序はたくさんあり、神経の興奮を鎮める陰や血の不足から発熱する、気の渋滞から熱化する、血の渋滞が熱化する、水の渋滞が熱化する、感染症の後に治りきらずに遷延化する、気が不足して発熱する、邪が胃腸に入り正気と戦って発熱する、邪が胃腸に入り便と結びついて発熱する、中心部の冷えがひどくて熱が体表面に追い出されて発熱する、邪が奥深く血の部分まで侵入して発熱するなどなど。

 発熱に至った経緯や、現在の体力の有無、舌や脈など総合的に診て考えていきます。

 この他、体のある場所に邪が隠れていて、たびたび現れては発熱を引き起こすこともあります。発熱と同時に何が起こるかをみて、邪の性質を考える必要があります。

治療について

 すぐに治まることもあれば、一進一退のなか徐々によくなることもあります。今度は、よくなったらよくなったで、いつまで薬を服用するかという問題もあります。いつまでも服用してよい薬も、原則として短期間でとどめておく薬もあり、どういった体質かで対応が違います。そこは漢方的診察で、薬の効果が行き過ぎてバランスを崩していないかをしっかり判断しないといけません。

最後に

 発熱は仕事や勉強のパフォーマンスも落ちてしまいます。お困りの方のお役に立てれば光栄です。