頭痛の漢方治療

※漢方が好きな方はそのまま読んでください。

  科学が好きな方は、漢方の考え方で漢方薬を選ぶと、その人にとってより効果が高いものがわかるとお考えください。

考え方について

 痛みはその部分の気血の不足か、気血水の渋滞によって起こると漢方では考えます。

 また、冷えによって起こったり、熱(≒神経の過興奮)によって起こることもあります。頭は体の一番上にあり、現代人は頭を酷使しているので、体内で熱が生じた場合、上へ昇っていき、最終的に頭に行き着くことがあります。

 いつから起こっているか、どれくらいの痛みか、どういう時に起こりやすいかなどをお聞きして、なぜ頭痛が起こっているかを考えます。

治療について

 食欲や睡眠、便通、舌や脈から、その方の体質も探ります。

 どの程度薬を使ってよいかという判断にも繋がります。

 気血が不足しているのに、気血を強く動かす薬は使わない、使うしても気血を補充する薬を先に使ってから強い薬を使ったり、補充する薬を併用しながら使ったりします。

 逆に、気血が滞りやすい体質なのに、気血を補充する薬を大量に使うことも副作用に繋がります。

 その人にあった配分で薬を使います。

頭痛の分類について

 少し例を挙げてみます。

水の頭痛

 湿気や天気に敏感に反応しやすい方、もとから水太り体質の方に多い頭痛です。

 沢瀉などを中心に考えることが多いです。

 胃腸の強さや、便通をみて、さらにどの薬がよいかを判断します。

血の不足の頭痛

 パソコン仕事でよく目を使う方や寝不足の方に多い頭痛です。

 血流を良くしながら血を補充する当帰などを中心に考えます。

 血の不足に、舌などを見て熱症状も加わっている場合は、熱を取る薬も足していきます。

イライラの頭痛

 精神的な負荷が強くかかっている方、精神的な負荷は強くなくても過敏な繊細な方に多い頭痛です。

 この場合、柴胡や香附子、芍薬などでイライラによる気持ちの緊張、筋肉の緊張をを緩和させていきます。

 この他、気の不足の頭痛、血の渋滞の頭痛など、様々な頭痛があり、これらの混合型もあります。

 鎮痛薬が効く時と効かない時がある方や、生理前後と平常時で痛み方が違う方などは混合型かもしれません。

 頭痛にお悩みの方は、一度ご相談ください。