声がれについて
声がれは、西洋医学では嗄声(させい)と呼び、様々な原因で起こります。
何がきっかけで起こったのかを考えて、今がどういう状態かを推測して、お薬を考えていきます。
治療について
詳しくお聞きして、何が原因として絡んでいるかを考えます。炎症、むくみ、乾燥、肺の機能低下を主に考えていきます。
炎症があれば、熱を冷やす薬を中心に考えます。かぜの後で炎症が続いている場合、かぜの症状の残りがあれば、その薬も合わせることで、より効果的になります。
声帯がむくんでいる場合、炎症を伴う浮腫なのかによって、薬や考え方が変わります。甲状腺機能低下によって声帯の浮腫がある場合は、甲状腺機能低下を中心にしてお薬を決めていきます。
乾燥感が強い場合は、のどを潤すお薬を中心にして、声帯の神経に効くお薬を足し合わせます。のどの乾燥がどの深さかによって、どのお薬を選ぶかが変わります。
肺の機能低下が見られる場合、肺の機能を高める薬を中心に、胃腸の具合を考えて薬を決めていきます。話していると声が枯れてくる場合はこのケースかもしれません。
声の出しすぎや使い過ぎの場合、一時的な炎症であることがあります。声帯ポリープの場合は、炎症を伴うことがあり、熱を冷やす薬や浮腫を取る薬を合わせていきます。
いつも声を出す職業なら、のどの乾燥感があるかを確かめて、肺の機能を高める薬やのどの血流をよくする薬などを合わせていきます。声帯結節などは、急に現れたものではないため、根本から治すには少し長期でお薬を飲む必要があります。
最後に
いずれの場合も、致命的な病気ではない場合に、漢方の適応となります。
声がれがなかなか治らない場合は、漢方治療も考えてみてください。
