不眠の漢方治療

考え方について

 不眠は、熱(神経の興奮)、血虚(ホルモンバランスの崩れ)、気の渋滞(自律神経の失調)などが大きな原因となります(漢方も考え方では他にもちょこちょこありますが、ここでは省きます)。

 熱の場合、症状として寝付きが悪いことが多いです。重要なのは、神経の興奮なのか、興奮を抑えこむ神経の機能低下なのかを判断することです。その人の体格、話し方や動き、脈、舌などが大きな手がかりとなります。

 血虚の場合、夜中に途中で起きてしまうことが主な症状となります。脈では左の寸脈が弱いことが多く、舌はそれほど赤みが強くないことが多いことなどから判断します。

 気の渋滞の場合、精神的ストレスが大きく関わっていることが多く、寝る時にいろいろと考えてしまうなどの症状が特徴です。気の渋滞から発展して、気が動きやすく落ち着いていない状態になったり、熱化した状態になったり、血を消耗する状態になっていないかなどを合わせて判断することが重要です。

治療について

 おおよそ1週間もあれば症状は十分改善することが多いです。そのため、7〜10日で改善しなければ、薬の力不足か、治療方針のずれか、複数の原因が絡んでいるかなどを考えて、薬を調整します。

 回復してから2週間〜1か月程度服用して、徐々に減らしていくのがよいかと思います。

 睡眠が充実していないと、仕事の効率が落ちたり、慢性的な疲れが溜まったりしてしまいます。ご相談いただいた方が日中にテキパキと動けるようにサポートします。