食欲不振の漢方治療

 胃腸に関しては、漢方医学の方が得意な症状が多いです。食欲不振もその1つです。太りたいのに太れない方にとっては、漢方薬が有効な手段となります。

考え方について

 食欲は、基本的にその人の胃腸の強さに比例します。消化吸収機能が低いひとは、自分の消化できる範囲を超えて食べないように、体が食欲を抑えている場合があります。

 まずは人参を中心に、胃腸の消化吸収を強くしていくことを考えますが、それだけでなく、胃腸の冷えがないか、胃腸を動かす気(エネルギー)の流れはいいかなど、症状のその先を考えることが非常に重要になります。

漢方薬が効かない理由

 精神的ストレスの強さや、冷えとの関連、胃粘液分泌との関連、体の水の滞りの度合い、かぜの後ならば胃腸に邪が残っていないか(感染症がもたらした体の変化がないか)などを考えられていない場合があるため、しっかりと問診をして体の状態を判断しないといけません。

治療について

 2週間単位でお薬をお渡しして、効果をみていきます。

 もともと胃腸に問題がなく、一時的に食欲が落ちている場合は、回復したらすぐに減らしていきます。

 一方、体質虚弱で胃腸がもとから弱い場合は、1か月程度では難しいことが少なく在りません。ある程度回復したら、薬を徐々に減量して、1/2〜1/3程度で数カ月〜数年服用しないといけないこともあり、一緒にお話しながら決めていきます。

 食欲がなく、現代医学で手段がない方は、よければ一度ご相談ください。