非結核性抗酸菌症(肺NTM症・肺MAC症)考え方について
非結核性抗酸菌症は、もともと病原性の低い菌によって起こるので、自身の免疫で原因菌を排除できればよいと考えます。
つまり、漢方的な考え方で免疫機能を上げるのを目標にします。
治療について
まず、咳があれば、咳の薬は必要です。咳は肺の気(エネルギー)を消耗し、免疫など正常な機能を阻害するので、適宜薬を選択します。
それに加えて、なぜ免疫機能が落ちているのかを、問診や脈・舌を診て判断していきます。精神的ストレスの程度、胃腸の強さ、肺の強さ、根本的な生命力の強さ、体表面の気の不足はないかなどを中心に考えます。
ストレスが強ければ、気が渋滞して、免疫が正常に働きません。
胃腸が弱いと、食べ物の消化吸収がうまくいかず、気を作り出せず、免疫機能が下がります。
病巣である肺がもともと弱いと、原因菌を排除できません。
髪が細い、腰痛もち、老化に関する症状などがあれば、生命力の弱さがあると判断、汗が出やすいなどの症状があれば、体表面の気の弱さがあると判断し、その弱さを補強します。
治療の効果判定について
自覚症状があれば、その症状の改善で、薬の効果を判定します。症状がほとんどない場合、なかなか効果の判定が難しいですが、脈や舌、食欲睡眠便通などを考慮して判定していきます。
数カ月単位の服用になるので、症状が取れた後は、1日に飲む量を減らして、継続的に服用してもらいます。
なかなか長期戦になるとは思いますが、全快へ向けて一緒にがんばっていきましょう。
