耳鳴り・難聴(聴力低下)の考え方について
中医学では、耳鳴りの甚だしいものが難聴と考え、2つを同じ治療法でまとめています。
数日前や数週間前から始まったか、何年もかけて悪化してきたか、若年や中年か、高齢かで大きく分けて、方針を考えます。
急性の場合は漢方治療を考えたら早めに
急に発症・悪化した場合、原則として、治療が早ければ早いほど回復しやすいです。発症の半年後より1か月後、1か月後より1週間後の方が治る確率は高くなります。そのため、漢方治療を考えた場合は、なるべく早く信頼できる漢方薬局へご相談ください。
突発性難聴、突発性の耳鳴りの場合、大抵は、耳鼻咽喉科でステロイドの短期投与を受けます。もし、それで回復しないのであれば、早めに漢方治療をお考えください。頭部の血流をよくする生薬、開竅作用(竅アナを開く)のある生薬などを使用します。
慢性の場合の漢方的な判断について
何年もかけて少しずつ悪化している場合、いろいろなタイプがあります。
頭部の血流が悪いタイプ、胃腸が弱いタイプ、身体の老化が主のタイプ、神経の興奮を鎮められないタイプなどがあります。
同時にどんな症状があるかなどから判断します。食欲不振、めまい、腰痛、冷え症、手足のほてり、立ちくらみ、頻尿など、何がどの程度あるかを詳しくお聞きします。
最後に
耳鳴りも難聴も、ひとと楽しく喋ることの妨げになります。また、耳鳴りは気になりだすとずっとイライラしてしまいます。
どちらも、生活の質が落ちてしまい、日々の暮らしが楽しめなくなります。
普段ほとんど意識しない水準まで症状を軽減できるように、お薬を考えていきます。
